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PV(安全性情報管理)の仕事・年収と将来性

PV(安全性情報管理)で働く薬剤師の仕事内容や年収、求められるスキル、将来性などについて解説しています。

PV(安全性情報管理)の仕事内容と年収

PV(Pharmacovigilance、ファーマコヴィジランス)とは「安全性情報管理」または「安全性情報監視」と訳され、「医薬品の有害な作用または医薬品に関連する諸問題の検出、評価、理解及び予防に関する科学と活動」とWHO(世界保健機関)によって定義されています。

つまり医薬品の安全性について情報を収集し分析するのがPVの主な役割で、最近では製薬会社からCROへアウトソーシングされることも多くなってきており、また製薬会社に派遣されるPVもいます。

PVによる論文チェック

PVの主な仕事内容としてCROのCRA(治験開発モニター)や製薬会社のMRから医薬品情報を収集し、副作用の重篤性(症状の重さ)や医薬品との因果関係などを評価・分析します。この一次分析によって今後の追跡調査の続行判断、場合によっては医薬品の販売中止や自主回収の判断にもつながるので責任の大きい仕事です。

PVの平均年収は450 ~ 650万円と言われており、薬剤師の職種の中では平均的な収入となっています。医薬品の意図しない効果や副作用の安全性情報の分析は、医薬品が長期間にわたって安全に使用されるために大切なもので、時には服薬指導の改善や添付書の改訂にもつながります。

病気やケガを治療するという良い面と、副作用などの薬害といった悪い面の両方が薬にはありますが、PVは悪い面(リスク)を最小限に抑えるために治験や市販後調査(PMS)、国内外の論文や学会発表からあらゆる医薬品情報を監視し、医薬品の安全性を高め薬害を未然に防ぐというやりがいがあります。

PV(安全性情報管理)で求められるスキルや資格

    Check Point

  • 1:薬学に関する幅広い知識
  • 2:英語力
  • 3:分析能力と処理能力

PV職に求められるスキルとして、薬学に関する幅広い知識があります。どのような成分がどのような副作用をもたらすのか因果関係を分析することもあり(一次評価)、また治験に関する知識も業務上必要になるので、薬学に関する知識(特に薬剤師の資格)を持っているとPVへの就職・転職の際には有利になります。

また海外の論文を読んだり症例報告書を読むこともあるので、最低限の英語力と医療関係の英単語習熟も必要とされます。英語力を必要としないCROもありますが、研修会などで英語を勉強することもあります。

PVが収集した医薬品情報は一次評価された後に報告書にまとめられて製薬会社や厚生労働省へ報告することになっています。特にCROの顧客である製薬会社に対しては決まった期間内に報告書を提出することになっているので、関連する医薬品の副作用の情報があればスピード感を持って処理をすることも求められます。

特に重篤な医薬品情報は規制当局への報告も必要とされ、患者さんへの提供中止・患者さんからの回収が行われることもあります。薬害を引き起こさないためにも迅速な対応力もPVに求められます。

PV(安全性情報管理)へ転職するメリット・デメリット

    メリット

  • 薬剤師の資格を生かすことができる
  • 最新の副作用情報について幅広く習得することができる
  • 研修制度や福利厚生が充実している

PV(Pharmacovigilance、ファーマコヴィジランス)は医薬品の副作用や予期しない効果についての情報を収集して、分析・評価を行った上で製薬会社や国へ報告します。その分析や評価を行う際には薬学の知識が生かされるので、薬剤師の資格があるとPVとして活躍の幅が広がります。

またドラッグストアやMR/MSといった営業職の職種に比べると低く、平均的な年収という面がありますが、資格手当をつけてくれるCROやSMOがほとんどです。そのため転職をする際でも収入を補うことができます。

PVの仕事を通じて国内外の最新の副作用情報に触れることができるので、今後調剤薬局や病院薬剤師として働く場合にも医薬品情報を生かすことができます。また製薬会社のDI(学術部)への転職する際もPVの経験は有利です。

製薬会社が開く研修会や学会発表にも参加する機会が多く、仕事を通じて医薬品の知識を増やすことができるのが大きなメリットです。また女性が活躍している職種なので育児休業や復職支援などのサポート体制も充実させているCROも多くあります。

    デメリット

  • 治験業務についてスキルアップしにくい
  • 調剤スキルなどは習得できない
  • 仕事が忙しく残業や休日出勤も

PVとして働くデメリットとして、スキルアップできる範囲が限定されている点です。CROに勤務している場合はCRA(治験コーディネーター)との関わりがありますが、治験の進行に関わることはあまりありません。

また調剤や服薬指導のスキルアップも難しいので、薬局やドラッグストア、病院への転職を考えておられる方はキャリアプランを考えるようにしましょう。また医師とのコネクションも築きにくいので、独立開業を考えている人にとってもメリットはあまりない職種です。

PVの最大のデメリットは基本的に忙しい職種なので、残業も多くなりがちになるという点です。例えば学会に出席して有害事象に関する医薬品情報を得た場合は、一次情報として分析・評価して厚生労働省への報告すべきか判断する必要があります。また製薬会社への報告は期限が設けられているので、大量に副作用情報などが寄せられた場合などは仕事に忙殺されることになります。

PV(安全性情報管理)へ転職する前のチェックポイント

    Check Point

  • 研修制度の有無について(特に中途採用の場合)
  • 英語スキルについて
  • 休日日数や残業について

PVへ転職を検討する場合にまずチェックしておきたいのが研修制度の充実度です。特に中途採用で未経験OKの求人の場合は、仕事を通じて徐々にPVの仕事を覚えていくことになりますが、通常の業務を覚えると同時に最新の副作用情報などを収集していくことが大切になります。

そのためどのような研修制度が設けられているか事前にきちんと確認し、英語文献を取り扱う場合は求められる英語力についても確認しておきましょう。CROによっては高い英語力を求めるところや、必要最低限の英語(医療用英単語と読解力)、また全く英語力を問わないところもあります。

他にもPV部署の所属人数や毎月の処理枚数、報告書の作成数をはじめ、平均的な残業時間や休日出勤の有無の現況なども確認されることをおすすめします。面接時に直接確認する前に、転職エージェントがいる薬剤師専門の転職サイトを活用して事前に情報を得ておくと効率的に失敗しない転職活動を進めることができます。

PV(安全性情報管理)の将来性

PVの需要は安定して続き、医薬品の安全性を収集して報告するという業務内容から考えても必要が無くなることはないと考えられる職種です。そのため非常に安定している職種で、経験を重ねていくことで収入をアップさせることもできます。

PVの求人情報はハローワークなどではあまり掲載されておらず、薬剤師の専門転職サイトで探すのが効率的です。未経験でも採用募集をしているCROもあるので、PVへの転職を希望される方はまず複数の転職サイトに登録して、求人情報をチェックされるのをおすすめします。

PV(安全性情報管理)のまとめ

  • 医薬品の意図しない効果や副作用の情報を収集して製薬会社や厚生労働省へ報告する
  • 薬学に関する幅広い知識やスピード感を持って処理できる能力が求められる
  • 未経験でも採用を募集しているところもあるので、まずは転職サイトへ登録しておく

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